パーキンソン病と向き合った父と私②
訪問ありがとうございます。
看護師に寄り添う相談室『Sowelu』
代表の中村真美です。
私の知るパーキンソン病の方より、
症状の進行が早く、
みるみる動けなくなっていく父。
それを見て、
会ったこともない
父の主治医を疑った私。
そこで、自分の病院の
面識もない神経内科の先生に、
唐突に話しかけ、
相談してみたのです。
その先生は
「良かったら、僕が診ましょうか?」
と言ってくれて、検査入院させて
くれることになったのです。
感謝!!!
その頃の父。
長距離が歩けなかったり、
突然動けなくなってしまう事が
よくありました。
MRI、脳波、ルンバール等の
検査をし、出た結果は・・・・。
パーキンソン病で
間違いはなかったのです。
父の場合、
メネシットでドパミンを補っても
ON、OFFがなく変化がない。
症状の進行が早く、
5年で車椅子。
10年で寝たきり。
だと考えておいた方が良いとの事でした。
私の中の暴走する主治医に対する
疑いの気持ちは、ここで落ち着いたのです。
ただ、その時知ったのですが
父の主治医であった先生は、
今回精密検査をしてくれた先生の
上司だったのです。
次期教授候補であり、
知識の豊富な尊敬する医師だと。
治療において、医師と患者の
信頼関係はとても大切なもの。
会ってもいない医師を疑い
勝手に不信感を増大させていた。
父の病気を受け入れられず、
認められない気持ちだったのです。
私は医療者でありながら、
冷静さを失った情けない行動でした。
ここでやっと、私はパーキンソン病を
受け入れる覚悟ができたのでした。
続きは、父を看取るお話を書きたいと思います。
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