お手伝いの現状
病院を退職してから、
『高齢者世帯や障害者世帯の方で、
日常生活で困っていることを協力会員(ボランティア)が
出来る範囲でお手伝いする事業。』
に登録したんです。
それは、実際に生活上の困りごとってどんなことがあるのかを
知りたかったから。
例えば、近所には80代で独居の女性がいます。
大きな病気もなく、自立しているので
日常生活は問題なく、いつも元気です。
その女性に、日常生活のちょっとした疑問をぶつけてみました。
私 「電球が切れた時ってどうしているの?」
女性「台の上にあがると危ないから、息子が来た時に替えてもらうのよ」
私 「息子さんと一緒に住んでないから、すぐには変えてもらえないでしょ?」
女性「そうだね。来れない時は1カ月ぐらいそのままかな…」
私 「1カ月?暗いままで生活してるの?
もしかして、頼みにくいの?」
女性「そうなのよ。息子だけど気は使うよ!
来るのに1時間ぐらいかかるし、嫁さんのことも気になるからね。」
決して家族関係は悪くない印象であるが、
それでも、困りごとは存在する。
そのうち忙しくなってしまい、仕事を休まなくては
活動できなくなってしまったので、お断りすることにしたんです。
ところが、3カ月もたたないうちに、どうにか活動してもらえないか?
という依頼が入ったのです。
理由は、どうしても次の担当者が決まらない。
との事でした。
それは、私が担当していた方は
車椅子で病院受診の方。
多くの人は、
・介助ができるだろうか?
・受診に付き添うなんて勇気がいる
・待っている時間が長い中、何を話せばいいんだろう
そんな理由でなかなか引き受けてがいないとの事。
車椅子とはいえ、自立した方でコミュニケーションも
問題なく取れる。
一部の介助だけなので、そんなに難しくないが、
イメージが湧きづらい人にはハードルが高いのは理解できる。
でも、本当に困っている人がいて小さな助けが
大きな力となることがたくさんある。
ハードルが下がるように働きかけられたらいいなあ・・・
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